旅マニア/エッセイスト/クリエイティブディレクター 坂田ミギーより
前回お話ししたナイロビのキベラスラムには、個人としてだけではなく仕事としても関わっているものがあります。ティッシュの「エリエール」でも知られる大王製紙さんと協力して「ハートサポート」という生理用品の支援プロジェクトを2018年から行っているのです。
キベラに限らず、スラム街の子どもたちは食べものを買うお金がないので、もちろん生理用品を買うお金もありません。だから生理用ナプキンの代わりに、使い古しの布やブランケットなんかをあてて学校に通う子が結構います。
でも、そういう布は汚いし、かといって洗う水も有料です。ですからそのせいで感染症にかかってしまう女性が多くいます。
それだけではなく、血がもれて制服を汚してしまったり、臭いが気になったり…さらにそのせいで同級生にからかわれる。だから、女の子は生理期間中に学校を休むことが多いんです。
すると勉強が遅れて成績が悪くなり、進学の道を断たれ、結果として仕事を得るのが難しくなり、貧困の連鎖が続いてしまいます。
そんな負の連鎖を断ち切る第一歩として、生理用品をより多くの女性に行き渡らせるプロジェクトが「ハートサポート」です。
インスタグラムやツイッターといったSNSの「いいね」マークって、ハート形をしていますよね。
新発売の生理用ナプキン「コンパクトガード」のパッケージがハートマークを目印にしていることにちなみ、2018年は「#(ハッシュタグ)ハートサポート2018」のついた投稿に「いいね」をつけることによって、その件数分の生理用品がアフリカの子に届くという内容でした。
「誰でも、何回でもできますよ」と告知したところ、2週間で200万件の上限いっぱいまで「いいね」が集まり、アフリカにその数の生理用品を届けることができました。
2019年は内容を少し変え、生理用品だけでなく、現地の女性たちが「女性であることを誇れるようになる」ために必要とされている様々な支援をすることにしました。
生理用品をつけたくても下着を持っていない子に下着を支援したり、身綺麗にしたいと思っても石けんがない家庭向けに石けんを渡したり。あとは女子生徒の相談に乗れる女性教諭の雇用を増やしたりと、様々なサポートを行っています。
現地では「女子生徒が自信をもって学校に来られるようになった」「成績が上がっている」「男子生徒の生理に対する理解も深まってきている」とのことで、本人はもちろん先生たちにもすごく喜んでもらえています。
この活動によって1人でも多くの方が世界の女の子を取り巻く環境について考え、行動するきっかけが生まれることを願っています。
(茨城県ひたちなか市のライブラリーカフェ然々で開催されたトークショーより/取材・鈴木龍男関東特派員、編集・野中千尋~終わり)
よく「心の旅」と言いますが、
実際に旅行に行かなくても、「心の旅」はいつでもできます。
この「心の旅」は、地球の裏側へも「すぐに」行くことができます。
さらには、「相手」「他人」の心にも「思いを馳せること」ができます。
自分の生きてきた「狭い」世界だけではなく、
世の中には「いろいろな人がいること」当然、「いろいろな考え方があること」
それを知るための方法が「心の旅」なのかもしれません。
しかし、「本」を読んだり、「このような情報」に触れたりしなければ、
「心の旅」も・・・・・・・・。
その中でも、日本は本当に恵まれている?国の一つです?
せめて、地球の裏側にも「思いを馳せて」思いやりのある行動を
「一つでも」実行に移したい!ものですね!!
「心の旅」は、楽しいですし、役に立つ?もの・・・・。
親愛なる日中健児のみなさん!!
「心の旅」をして、世界観を広げましょう!!