先日、「日本看護管理学会」の団体が「3つのお願い」と題して、
声明を発表しました。2020年の「最後のお願い」だと思って読んでください!!
「仕事に専念できるよう3つのお願い」
・ 皆さまには、ご自分の健康と医療現場を守るため、「なお一層の慎重な活動」
をしていただきたい。
・ 医療専門職として、感染予防には留意しております。
私たちを偏見の目で見ることはやめていただきたい。
・ また、もしも一旦仕事から離れている私たちの仲間が、看護の仕事に戻って
こようと思うときには、周囲の方にはぜひご理解いただき、この窮状を救う
意思のあるナースを温かく送り出していただきたい。
というものでした。
今回の声明は、看護師たちが「コロナ対応に追われている」だけでなく、
「差別や偏見に悩んでいること」を訴えるものでした。
ナースたちはコロナ対応をしていますし、本来は他の職種が行う仕事までも
引き受けています。世間にはそうした情報が流れていないので、実情を分かって
いただきたいという思いだそうです。
患者は最初のPCR検査では陰性でも、その後に陽性となる人もいます。
患者に接触して対応しているのはナースなので、感染したり濃厚接触者になると
長期間出勤できません。
こうした状況から、「現在、人員の調整がかなり厳しくなってきています。」
これで、人員調整ができなければ「医療崩壊状態」です。
すでに、大都市を中心に現実になって来ています。
高齢者の感染者も多いので、リハビリや栄養、薬剤の指導などにも対応することも
あり、場合によっては清掃まですることもあります。このほか、入院患者の手続き
だったり、面会制限の患者に対する問い合わせなどにも対応するので、
「いわゆる、忙殺されている状況」です。
ナースの多くは頑張ってくれていますが、「精神的に追い詰められて退職する人」
も出ています。誠実に対応しているがゆえに「燃え尽きる、うつ状態に入る」こと
も考えられます。
一番は自粛していただき、感染者数を減らす努力をしていただきたいです。
医療現場は内部が見えにくいので、大したことはないと思う人もいるかも
しれませんが、「感染者数が減らなければナースは休むこともできません!」
ナースが自身をナースであると公に言えること、目の前の患者の対応に集中できる
ような環境につながればと思います。
最後に、声明では、
「私たちナースは、皆さまにこの長い戦いを、コロナウイルス感染患者とともに
歩き続けられるように助けていただきたいのです!」と訴えています。
みなさんは、この声明を読んで
「どんな冬休みを過ごしますか????」
各自で考えたいものです!!