先日、「ユニクロ」の柳井会長が、
「人類の課題ですよね、ウイルスとがんは。本庶先生も山中先生も、世界や日本
のために一生をかけて研究されている。研究とビジネスは似ていて、われわれは
世の中をよくしたいという思いでは変わらない。日本がこのまま衰退しないように
頑張りたい」とコメントし、柳井会長個人から本庶氏と山中氏が取り組む研究に
対し、総額100億円の寄付する発表をしました。
本庶氏と山中氏は、ご存じのように「ノーベル賞受賞者です。
具体的には、本庶氏がセンター長を務めるがん免疫総合研究センターでの研究推進
のために「柳井基金」を設置し、2020年から10年間、毎年5億円を寄付。
山中氏に対しては、iPS細胞を安価で製造するためのプロジェクトに45億円、
新型コロナウイルスの調査やワクチン開発などの研究に5億円を寄付するそうです。
柳井会長はこれまで「東日本大震災」の被災地支援や、母校・早稲田大学と
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の連携事業などに寄付を行って
きています。
今回の100億円という寄付額は過去最大規模です。しかも、個人です。
儲けているとはいえ、・・・・・。儲けを「社会のため、他人のため」に使うから
儲けるのかもしれません。このような人を「本物」と呼ぶのかもしれませんね。
または、「一流」と!
今回のコメントでもう一つ注目されるのが、
国が大学に拠出する研究費は使途が限定されるほか、予算の関係から年度を繰り
越して使うことが難しいということ。そのため、
本庶氏は「国費は毎年の予算に左右され、長期的展望がなかなか望めない。
柳井基金は10年間の展望で活用できるため、問題に安心して取り組むことが
できる」と言及しています。
また、山中氏も「(使途などの)自由度が非常に高く、研究組織を運営していくうえで
ありがたい。生涯をかけて蓄えたお金を研究費にいただき、重い責任を感じている」と述べています。
研究者に「安心」を与え、「自由」に本物の研究に取り組める!!
そんな「寄付の仕方」が、これまた、「本物」だと思うのです。
少しでも近づきたい!ですね。
爪の垢でも煎じて・・・・・!!