「中秋(ちゅうしゅう)の名月」とは、旧暦8月15日の十五夜にお月見をする
ならわしです。
昔の日本では月の満ち欠けと太陽の動きを基に作られた太陰太陽暦とい
う暦を作り、農業や暮らしに役立てていました。いわゆる旧暦です。
旧暦では7,8,9月を秋としており、その真ん中の日の8月15日を「中秋」と呼
び、またその晩に上がる月のことを「中秋の月」と言っていました。
中秋の名月の別称である十五夜(のお月さま)もこの旧暦の頃の名残で
す。旧暦は毎月1日は新月でなければなりませんでした。そのため毎月15
日には満月か、ほぼ満月に近い月が見られ、1ヵ月が29日ないし30日あっ
たのです。(月の満ち欠けの周期は29.5日)
さらに、初秋は台風や雨も多いですが、そのあとは徐々に空気も冷たく
なってきて、秋晴れが続きます。空も高くなり、月もきれいに見えるので、「中
秋の名月」と呼ばれるようになったそうです。
また、旧暦と新暦には1カ月~2か月のズレがあるため現在の中秋の名月
は9月だったり10月だったりするんですね。
平安時代、中国から遣唐使によってもたらされた「望月」という月を見る催
しが平安貴族に浸透し、観月の宴が催されるようになりました。
それが農村を中心に庶民の間で行われていた作物の収穫祭と結びつい
ていきます。豊かな実りの象徴として十五夜を鑑賞し、お供えものをして感
謝や祈りを捧げるようになりました。
2020年の中秋の名月は10月1日です。月齢は14.7です。満月は10月2日
の午前6時なので、少し手前といったところですが、ほぼ丸く見えるのではな
いかと思います。今夜のお天気はどうでしょうか?きれいな「中秋の名月」が
見られそうですね (^_^)v
お月見といえば「お月見団子」ですよね。お月見団子の数は決まっている
のでしょうか?
お月見団子は十五夜には15個、十三夜には13個というのが一番多いよう
ですが、他には1年の満月の数にあわせて12個(うるう年には13個)、15を簡
略して5個にする地方もあります。
並べ方はピラミッドのようにして、三方(さんぽう)に白い紙を敷き、お供え
します。お供えする場所は、お月様が見える床の間に置くのがベスト。
お月見と言えばススキですよね。
ススキを飾るのには諸説ありますが、まず、稲の代わりと言うのがあるそう
です。秋の収穫で得た里芋などを供物としていましたが、稲は既に収穫して
しまった後だったため、丁度お月見の時期に穂が出ていて稲に似ているス
スキを飾ったそうです。
また、ススキには神様が休憩し、魔よけの効果があるとも信じられてきまし
た。
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さあ、そして、日進市の伝統的な風習である「お月見どろぼう」ですが、
※お月見泥棒(おつきみどろぼう)は各地で行われている子供たちのお月
見イベントのひとつです。 中秋の名月(十五夜)に飾られているお月見のお
供え物を、この日に限って盗んでいいというものです。
子供たちは、竿のような長い棒の先に釘や針金をつけてお団子を盗みま
した。子供たちは月からの使者と考えられていたといわれ、この日に限り盗
むことが許されていたのです。お供えする側も縁側の盗みやすい位置にお
供えするなど工夫していました。
現在では「お月見くださ~い」、「お月見泥棒でーす」などと声をかけて、
各家を回りお菓子をもらう風習として続いています。
さて、そこで、この「子供たち」に『中学生』は含まれるかという問題につい
てです。一般的に『中学生』は大人と思われています。でも、ある一面では
子供です。
では、「お月見どろぼう」における『中学生』のスタンスは・・・・・・・・。
数年前、「家庭教育推進委員会」でこの問題が協議されました。
ズバリ結論!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【お月見どろぼうは、中学校1年生までです。そして、中学校1年生は、お
月見どろぼうの正しい「どろぼうの仕方」を小学校6年生以下に伝授し、来
年度以降も、この日進独自の風習を末永く続けていくことができるように、マ
ナーやルールや注意事項、安全に身を守るために気をつけることなどを確
実に後輩に伝えて、引退していく。このサイクルで、日進市の「お月見どろ
ぼう」の風習は永遠に続いていくのじゃ (^_^)v 】となりました。
さて、今夜、日進市各地区で「中学1年生」の勇退を飾るリーダーシップが
発揮されることでしょう。
みんなで楽しみましょう「お月見どろぼう」!!!!!!
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今週の月曜日から、先生になるという目標のために、3人の「教育実習生」
が来ています。教科は、国語・数学・英語です。
今日で4日目になるのですが、「修学旅行」や「校外学習」などに「生徒が
出かけていて、なかなか配属のクラスの子どもたちと触れ合うことができませ
んでした。
そして、この「コロナ禍」です。例年は3週間にわたる教育実習期間なので
すが、今年は2週間に短縮となり、この期間に授業見学、参観、実習と盛
りだくさんな内容になっています。
連日、西中の先生方の授業を見学したり、控室で寸暇を惜しんで「授業指
導案」づくりに励んでいたりしています。
【短い期間ですが、積極的に子供たちと関わり、多くのことを学んでください】
**MAKIKOs’の笑顔の食卓(給食より)**
いつも給食コンテナなどの準備をしてくださっている給食配膳員のMAKI
KOさん。
おふたり同じお名前なので、「MAKIKOs’」として、題名も『MAKIKOs’
の笑顔の食卓』と、リニューアルさせていただきました。
これからも、おいしくて、みんなが笑顔になるコメントを掲載していきます。
今日のメニューは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【献立:ごはん、紙パック牛乳、里いもコロッケ、ブロッコリーサ
ラダ、豚汁、お月見ゼリー】です。
笑顔の食卓は、【お月見ゼリー】です。
MAKIKO談 『 ちょっと意表を突かれた「お月見ゼリー」でした。多くの
人がゼリーのふたを開けた瞬間・・・・「そっちかよ!」と叫ばずにはおられ
ない心境でした。この流れで行くと、当然まるいお月さまの姿がゼリーで
形作られているかと思いきや、なんとなんとウサギでした。。さすが給食
センターさま、おいしかったです!!』
給食センター様、ごちそうさまでした・・・ (*^^)v
明日も、おいしい給食よろしくお願いいたします。・・・ (*^^)v