西中▽ 6月16日〔火〕 1年生の「部活動」見学が始まります。
そして、「子猫の救出作戦」について ▽
本来ならば、「1年生の部活動見学」の記事がトップでしたが、西中生の多くの生徒が「用水路に落ちた子猫」を気にしていたので、その話題を書きます。
あさ8:15ごろ、昇降口で登校のあいさつをしていた先生に訴える生徒が続出でした。
「西中の近くのガソリンスタンドの横の用水路から、ネコの鳴き声が聞こえる」
「あれは、助けを求めている。なんとか、助けてあげたい」
「黒い子猫だった。見たよ、見た・・・」など目撃情報もあり、本校職員もその現場を見に行きました。
8:25 現場にて、耳をすますが、鳴き声は聞こえない。呼びかけるが返事がない。どこかから這い上がって去っていったのだろうと学校に戻る。
1時間目~4時間目 放課になるたびに、「猫は助かったの?」「どうなったの?」と涙声で尋ねてくる生徒もいました。
13:35 昼放課 生徒と共にもう一度現場に行く。今度は鳴き声が聞こえる。確かにいるけれど、姿が見えず。背の丈1m以上の草が茂っていて、かぶれる植物もあり、近づけない・・・・・。何とかならないものか・・・。
15:15頃 市役所 環境課に電話する。すぐに、駆け付けていただけるとのこと。ありがたい。
15:30 現場で、市役所環境課職員様2名、本校職員4名の「子猫救出作戦」が始まる。
【環境課の方々は、結構救出の出動があるようです。今回のミッション難易度は?】
この現場が「私有地」である可能性もあり、おいそれと踏み入ることもできない。ましてや、生い茂る草を刈り取ることもできない。
ミッション難易度は、どんどん上がっていく。その間、子猫の鳴き声は「助けてくれよ~~」と悲痛さを帯びていく。
生徒の下校時間が近づき、ガソリンスタンド周辺で立ち止まる生徒が増えてくる。赤池方面から登校する生徒は、朝、この猫の鳴く声を聞いているので、なんとか助けてくださいと祈って見つめる。
ガソリンスタンド周辺で、生徒のスムーズな下校を促す職員、状況を説明する職員、この救出劇を記録する職員、そして、果敢に脚立を降ろして、用水路の中に降りる職員・・・・・・。
(子猫を助けたい・・・)の思いが交錯する。
生徒、環境課、本校職員の救出プランにもう迷いはなかった!!
鳴き声のする地点の草を、「たも」で押さえながら慎重に足を運ぶ。
【慎重に追い込む本校職員・・・激闘続く58分後。ついに救出なるか・・・・?】
猫も、我々を「救出者」と認識することもなく、「捕まったら大変」と逃げ回り、入り込んだのは、排水孔らしき直径10Cmほどの穴。
とうとう、ここまで追い込んだ。 あとは、その排水孔の出口に「たも」を張って、子猫が出てくるのを待つだけ・・・・・・。
猫に我々の気持ちが通じるのか・・・。
猫は我々を「救出者」として認識するのか。
頭の中では、ドラマのクライマックスに流れるテーマミュージックが流れる。
♬ これが 愛じゃなければ なんと呼ぶのか~
♬ 僕は 知らなかった ♪
4回くらいこのいフレーズが頭の中を廻ったとき、職員室に備蓄してあるお土産の「焼いわし」が届いた。
これで、子猫が誘い出せる。と誰もが思った瞬間!!!
奇跡が起こった~~~~。なんと、子猫が、自ら我々に助けを求めてきたのだ。
♪ 呼べよ 恐れるままに 花の名前を
君じゃなきゃ駄目だと ♪♪
我々の「助けたい」の思いが、子猫にも通じたのだ。
人と子猫の「心」が通じ合った瞬間だった。
ケージに入れられた子猫は、安心したように鳴き声をとめた。
念のため、獣医さんに診ていただいたのち、心ある職員の家で一緒に暮らすことになった。
この「コロナ禍」の中、人と人の「つながり」を考えさせられる時期に、「子猫の命」を助けたいという多くの生徒の思いが、私たちを動かした。
どんな「命」にも重さに変わりはない。生きているということの大切さ、尊さをあらためて考えさせてくれる「救出劇」でした。
生徒のみなさん、安心してください。本日、子猫は救われました。
「猫の恩返し」のジブリ以上に素敵な西中生でした。
そして、この「コロナ禍」の誹謗中傷、SNSのいじめ、差別。
それを越えていく「生きた」道徳が、命の軽重を越えて人々に素敵な感情を萌芽させてくれました。
「今に生きる」西中生のみなさん。「命」に対して、優しく、そして強くなれ!!
※ その後、獣医様の診療で、「生後6週間のメス」です。ちょうど、キャットフードを食べても良い時期になっていたので、缶詰をあげました。もぐもぐ、おいしく食べたそうです。
夜は、静かに、鳴いていたそうです。元気ですよ(^_^)v・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
例年ならば「黄金週間」が明けたころには始まっていた1年生の生徒の「部活動」・・・今年度は長い臨時休校のため、本日、やっと「1年生の部活動見学」が始まりました。
小学校から中学校に上がる時、教科によって担当の先生が替わる、英語の授業が行われる、「部活動」ができる、いろんな小学校の卒業生が集まって友達がいっぱいできることなどが興味津々でした。そして、少しの不安もありました。
いまは、小学校から「英語」を習うようになり、中学校での目新しさはなくなりつつあります。小学校ごとの友人も、今は「塾」での交友関係ということもあります。
それでも、小学校から中学校に上がるときには「中1ギャップ」として課題となっていることも多いです。
「部活動」はどうでしょう?小学校では、「サッカー・バスケット・金管バンド」が定番でした。でも、中学校では「種類」が断然多いです。この中学3年間の「部活動」が生涯スポーツとして続けていくことになる人も多いことでしょう。
(ちなみに、私は、中学時代バスケットボール部でした。高校はバスケと化学部でした。教員として勤めてからは、陸上競技部、ソフトボール部、サッカー部、バスケ部、剣道部、自転車部、野球部、英語部でした。数多くの部活・スポーツを経験させていただいてよかったです。陸上競技部のときに瑞穂陸上競技場で100mに出ました。11秒7生涯ベスト記録です。あのころ「町民運動会」が日進中の第2グランドで開かれていて、100m走で日進町民第2位になったこともあるんだよ~)
というわけで、皆さんも「よく見て、体験して」、続けていける「部活動」を選べると良いですね。
3年生の生徒のみなさんにとって、この夏の「愛知地区支所大会」は開催されなくなってしまいました。でも、残りの1か月半を思い出深く締めくくることはできますよね。
3年生のあとを引き継ぐ2年生、そして、新しい仲間を作る1年生に残していくべき「3年生の伝統」は、どの部活動でも永遠に不滅です。
がんばって!!!
朝方はひんやりした気温も、午後には30℃を越してきました。グランドでは、体育の授業で50mとハンドボール投げを計測していました。
若者が全力で動く姿っていいものです。
【梅雨の合間の青い空、全力で走る、腕に力をこめてボールを投げる】
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** MAKIKO’s の笑顔の食卓(給食より)**
いつも給食コンテナなどの準備をしてくださっている給食配膳員のMAKIKOさん。
おふたり同じお名前なので、「MAKIKO’s」として、題名も『MAKIKO’sの笑顔の食卓』とリニューアルさせていただきました。
これからも、おいしくて、みんなが笑顔になるコメントを掲載していきます。
今日のメニューは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【献立:愛知のツイストパン、紙パック牛乳、オムレツ、豚肉と野菜のケチャップ煮、大豆チョコクリーム】 です。
笑顔の食卓は、【豚肉と野菜のケチャップ煮】です。
MAKIKO談 『このザクザクと切り込み、豚肉と一緒にコトコト煮込んだこの美味しさを何に例えれば良いのだろう…?このザク切りが、絶妙の大きさ。噛みしめる歯と歯、口腔のスペースを計算しつくしたかのような数学的美味に、もう語る言葉はありません。旨し!!』と、今日も大満足の「笑顔の食卓」でした。
明日も、おいしい給食よろしくお願いいたします。・・・ (*^^)v
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Book… HACHIKOの今日は読書日和 …Book
「図書館運営補助員の初子さん」が選んだ本を、中学生の皆さんに紹介するコーナーです。
「HACHIKOの今日は読書日和」 です。
これから、どんどん紹介していきます。
学校の「図書室」で探して・見つけて・借りて、街の「本屋さん」で買って、読んでみてね。
今回の紹介は・・・・・・・・・・・・・・・・・初紹介です・・・・・・・・・・・・・・・・
【 胎児のはなし 】
増﨑英明・最相葉月 著
あらすじ
経験していない人はいない。なのに、誰も知らない「赤ん坊になる前」のこと。
超音波診断によって「胎児が見える」ように――。新時代の産婦人科界を牽引した「先生」に、生徒サイショーが妊娠・出産の「そもそも」から衝撃の科学的発見、最新医療のことまで全てを訊く。全人類(?)必読の一冊。
出産経験のある人も、ない人も、男性も――読んで楽しくて、ためになる!
感 想
びっくりしたのが、胎児を通して父親DNAが母親の体内へ入っていること!みなさん、知っていましたか?生命の神秘ですよね。
だから、出産後に母親の体質が変わったり、年齢を重ねたとき夫婦が似てくるなんて言われるのも、ここに関係するのかな?なんて想像しました。
また、こんなにも医学が発達してきているのに、赤ちゃんがどうして頭を下にして産まれてくる(逆子は別です)かはっきりとはわからないそうです。諸説あるそうですが。
赤ちゃんのことは授業でも習いますが、ここまで胎児のことを詳しく教えてもらえるとワクワクします。
「梅雨」に入り、じめじめした日が多くなりました。
心にさわやかな風を吹かせるのは・・・・「読書」かな。
HACHIKOと一緒に素敵な「読書日和(どくしょびより)」の一日を過ごしましょう。
あなたと、ともに・・・・読書の世界へ。